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エアコン工事の2027年問題をどう見るか。これから先に本当に求められる業者の力

2026.03.10お知らせ

エアコン工事で言われる2027年問題を、住宅の省エネ基準強化と家庭用エアコンの新しい省エネ基準の流れから分かりやすく整理しました。これから先、選ばれる業者に必要な考え方と現場力を詳しく解説します。
最近、エアコン工事の業界で少しずつ聞く機会が増えてきたのが「2027年問題」という言葉です。けれど、この言葉だけが先にひとり歩きしていて、実際には何を指しているのか、現場の仕事にどう関わってくるのかが分かりにくいと感じている人も多いと思います。自分は、この2027年問題をただ不安をあおる言葉として見るよりも、これから先の業界の流れを考える上で避けて通れない変化のサインだと捉えた方がいいと思っています。
まず押さえておきたいのは、2025年4月以降に着工する原則すべての新築住宅・建築物で、省エネ基準への適合が義務化されているという点です。これは国の制度としてすでに動いていて、従来よりも建物の断熱性やエネルギー性能が重視される時代に入ったことを意味します。今までは「エアコンを付ければ終わり」で済んでいた感覚でも、これからは住宅そのものの性能と設備機器の性能、その両方がより強く見られる流れになっています。つまり、エアコン工事も建物の省エネ性能と切り離して考えにくくなってきたということです。
さらに、家庭用エアコンそのものについても、2027年度を目標年度とする新しい省エネ基準がすでに策定されています。経済産業省の発表では、現行基準と比べて機種によっては大きな改善が見込まれていて、壁掛形4.0kWでは最大34.7%の改善が示されています。また、統一省エネラベルもこの新基準に対応する形に変わっており、お客様が製品を比較するときの見方も以前とは少しずつ変わってきています。つまり2027年問題とは、単純に年号だけの話ではなく、建物と機械の両方で「省エネ性能をきちんと考えること」が当たり前になっていく流れのことだと考えるのが自然です。
ここで大事なのは、この流れがエアコン工事業者にとって決して他人事ではないということです。なぜなら、どれだけ省エネ性能の高いエアコンを選んでも、施工が雑なら本来の性能は発揮されないからです。配管の取り回しに無理がある、フレア加工が甘い、真空引きが不十分、断熱処理が足りない、ドレン勾配が怪しい、室外機まわりの通風が悪い。こうした施工の乱れは、冷え不良や効きの悪さ、水漏れ、ガス漏れ、結露、異音といったトラブルにつながります。しかも厄介なのは、施工直後には問題が出ず、あとから「何となく効きが悪い」「前より電気代が高い気がする」といった形で評価されることもあるという点です。これからは、省エネ性能の高い機種が増えるほど、施工品質の差も目立ちやすくなるはずです。
自分はここに、これから先の仕事量の差が出ると思っています。今後、選ばれる業者は、ただ早く付けられる業者ではなく、性能を落とさずにきちんと仕上げられる業者です。もちろんスピードは大事です。繁忙期の現場では回転力も必要ですし、段取りの良さが売上に直結するのも間違いありません。ただ、それだけでは足りない時代に入ってきています。住宅の性能が上がり、エアコン本体の性能もより厳しく見られるようになる中で、施工の質が悪ければすぐに評価を落とします。逆に言えば、基本を丁寧に守れる業者ほど、これからますます強くなるということです。
実際、今後はお客様側の見方も変わっていくはずです。統一省エネラベルや年間の目安電気料金を見る人は確実に増えますし、「この部屋なら何畳用で大丈夫か」「断熱がいい家なら能力はどう考えるのか」といった話も、以前より現実味を持って出てきます。そうなったとき、ただ言われた通りに取り付けるだけの業者より、「この家ならこう考えた方がいいです」「この設置条件だとここに注意が必要です」と自然に説明できる業者の方が、圧倒的に信頼されます。工事の仕事でありながら、知識と説明力の価値が今まで以上に上がるということです。
しかも、この流れは新築だけで終わりません。新築住宅で省エネ基準が強く意識されるようになると、既存住宅でも買い替えの相談や機種選定の基準が変わってきます。今までなら「とりあえず同じくらいの畳数で」という選び方だったところが、部屋の断熱性能や日当たり、生活時間、電気代まで含めて考える人が増えてきます。すると、現場で必要になるのは、機械を運んで付ける力だけではなく、その家に合った収まりと使い方まで想像できる力です。ここを押さえている業者は、量販店案件でも住宅会社案件でも、不動産管理案件でも強いです。単価の話でも、ただ安く受けるしかない立場から少しずつ抜けやすくなります。
2027年問題と聞くと、「何か厳しくなる」「面倒な時代になる」と感じる人もいるかもしれません。でも自分は、真面目にやってきた業者にとってはむしろ追い風だと思っています。これまで当たり前に気を付けてきた配管処理、真空引き、勾配確認、養生、見た目の納まり、お客様への説明。そういう一つひとつが、これからはよりはっきり評価されるからです。反対に、雑な施工でも何とか回っていたやり方は、じわじわ苦しくなっていくはずです。制度が変わる時代というのは、結局いつもそうです。本当に残るのは、基本を大事にしている人です。
そして、ここがエアコン工事という仕事の面白さでもあります。この仕事は、ただ製品を設置するだけの作業ではありません。住まいの快適さを支え、電気代にも影響し、建物の性能を活かす大事な工程です。断熱や気密の考え方が広がれば広がるほど、エアコン工事の質は今まで以上に重要になります。つまり、2027年問題とは業界が苦しくなる話ではなく、エアコン工事の価値がより明確になる話でもあるのです。
これから先に本当に求められるのは、流れを理解しながら現場で形にできる業者です。制度を知っているだけでも駄目です。施工が丁寧なだけでも足りません。住宅の変化を理解し、機械の性能を理解し、そのうえで現場ごとの違いに合わせてきちんと納める。その力がある業者は、確実に選ばれていきます。2027年問題は、その差が表に出てくる節目だと考えると分かりやすいと思います。
今のうちからできることは、難しいことではありません。基本を雑にしないことです。省エネや住宅性能の話を避けないことです。そして、お客様や取引先に対して、分かる言葉で説明できるようにしておくことです。そこまでできる業者は強いです。これからのエアコン工事は、ただ付けられる人より、きちんと価値を出せる人の時代になっていく。自分はそう思っています。


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