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エアコン工事の材料費高騰に負けない。利益を守る業者が見直すべき働き方

2026.06.16お知らせ

材料費が上がる時代は、仕事の受け方で差が出る

エアコン工事業者にとって、材料費の高騰はかなり大きな問題です。冷媒管や電線、化粧カバー、ドレンホース、架台、テープ類など、現場で必要な部材は多く、ひとつひとつの値上がりが利益を削ります。

2026年に入っても銅建値は高い水準で推移しており、2026年6月16日時点では1トン229万円となっています。冷媒管に関わる材料費が重くなっている以上、エアコン工事業者はこれまでと同じ感覚で仕事を受け続けるだけでは厳しくなっています。

さらに、建設・設備系の人件費も上がる流れにあります。2026年3月から適用される公共工事設計労務単価は14年連続で引き上げられています。エアコン工事の業者払い単価と直接同じものではありませんが、現場で動く人の価値が上がっている流れは、業界全体として見ておくべきです。

この状況で大切なのは、安く受けて数をこなすことではありません。どの仕事を受けるか、どの条件で動くか、どの取引先と組むか。この判断が、材料費高騰の中で利益を残せるかどうかを分けます。

「台数をこなせば何とかなる」は危なくなっている

以前は、繁忙期にとにかく台数をこなせば利益が残るという考え方もありました。もちろん、今でも台数は大事です。エアコン工事は1日の件数が収入に直結しやすい仕事なので、効率よく回れる業者さんが強いのは間違いありません。

ただ、今は台数だけを追うと危険です。材料費が高く、燃料代もかかり、駐車場代や処分費も発生します。さらに、無理な件数を入れて説明不足や確認不足が起きると、後から手直しやクレームにつながります。

本当に利益を残す業者さんは、単純な件数ではなく、1日の中身を見ています。移動距離が短く、現場情報が正確で、追加工事の説明がしやすく、無理なく安全に回れる現場が組まれているかどうか。ここが大事です。

たとえ1日の売上が高く見えても、移動で時間を取られ、材料を多く使い、再訪問が発生すれば、実際の利益は薄くなります。忙しいのに儲からない業者さんは、ここで損をしていることが多いです。

材料費をお客様に説明できないと、業者が負担することになる

材料費高騰の時代に利益を守るためには、追加費用の説明を避けてはいけません。現場で必要な工事が増えた時、それを曖昧にしたまま進めると、業者側が負担することになります。

例えば、配管延長が必要な現場では、冷媒管だけでなく、電線、ドレンホース、断熱材、テープなども追加で必要になります。化粧カバー工事では、直管だけではなく、曲がり部材や端末部材、壁面との取り合いに使う部材も必要です。屋根置きや二段置き、壁面設置では、材料だけでなく、安全確保や作業時間も変わります。

これを「追加です」だけで済ませると、お客様には高く感じられます。しかし、「なぜ必要なのか」「施工しないとどうなるのか」「どこに材料と手間がかかるのか」を説明できれば、納得してもらいやすくなります。

エアコン工事は、お客様から見ると分かりにくい仕事です。だからこそ、説明できる業者さんは強いです。説明力がある業者さんは、必要な費用を正しく伝えられるため、自分の利益を守りながら、お客様からの信頼も得られます。

材料費高騰の時代ほど、雑な工事は赤字になる

材料費が高い時に、絶対に避けたいのが雑な工事です。早く終わらせたい気持ちは分かります。特に繁忙期は、次の現場も詰まっていて、1件に時間をかけすぎられない場面もあります。

しかし、確認を省いて水漏れが起きたり、フレア部分からガス漏れが出たり、室内機の固定が甘くて後から対応が必要になったりすると、その時点で利益は大きく削られます。再訪問は売上になりにくいだけでなく、材料、燃料、時間、信用を失います。

利益を出すために必要なのは、手を抜くことではありません。無駄を減らすことです。作業前の確認、必要部材の準備、施工後の試運転、ドレン排水確認、仕上がり確認をきちんと行うことで、後から発生する赤字を防げます。

材料費が安かった時代なら、多少のロスは吸収できたかもしれません。しかし今は違います。1回のミスがその日の利益を飛ばすこともあります。だからこそ、品質を守ることは、利益を守ることでもあります。

閑散期まで考えないと、年間利益は安定しない

エアコン工事は夏に仕事が集中します。繁忙期は忙しく、売上も上がりやすいです。しかし、年間で利益を考えるなら、夏だけを見ていてはいけません。

材料費が高騰している今、繁忙期に多少売上が伸びても、閑散期の仕事が少なければ年間収入は安定しません。さらに、繁忙期に無理をして手直しやクレームを増やしてしまうと、秋以降にその対応が残ることもあります。

利益を残している業者さんは、夏の台数だけでなく、年間でどう仕事を確保するかを考えています。エアコン取付だけでなく、入替、撤去、移設、アンテナ、換気扇、レンジフード、給湯器、エコキュートなど、対応できる工事の幅がある業者さんは、閑散期にも仕事を組みやすくなります。

もちろん、無理に対応範囲を広げる必要はありません。大切なのは、自分の技術と体制に合った仕事を増やすことです。できない工事まで無理に受けると、かえって信用を失います。自分が安全に、品質を守って対応できる範囲を広げていくことが、長く稼ぐためには大切です。

今の取引先で利益が残るかを見直す時期

材料費が上がる中で、本当に見直すべきなのは取引先です。エアコン工事業者の利益は、技術だけで決まるわけではありません。どの取引先と組むかで、同じ施工力でも収入の安定感は変わります。

現場情報が少ないまま向かわされる、追加工事のルールが曖昧、トラブル時に相談しづらい、支払い条件が合わない、繁忙期だけ仕事が多く閑散期は極端に少ない。このような環境では、材料費が高騰している今、利益を残しにくくなります。

反対に、件数が安定していて、追加工事の扱いが明確で、現場で困った時に相談でき、年間を通して仕事を考えられる取引先であれば、業者さんも安心して稼働しやすくなります。

「エアコン業者 募集」「エアコン工事業者 募集」「エアコン協力業者募集」「エアコン業務委託」「エアコン取付 募集」と検索している業者さんは、ただ仕事を探しているだけではないと思います。今のままでいいのか、もっと利益を残せる働き方があるのではないか、そう考えている方も多いはずです。

利益を出すには、安さではなく信頼で選ばれること

材料費が高騰している時代に、安さだけで勝負するのは危険です。安く受ければ仕事は取れるかもしれません。しかし、材料費も時間も安全管理も必要なエアコン工事で、無理な安さを続ければ、どこかで品質か利益にしわ寄せが出ます。

これから強い業者さんは、安い業者ではなく、信頼される業者です。到着前の連絡ができる。追加費用を丁寧に説明できる。施工後の確認ができる。お客様宅でのマナーが良い。手直しが少ない。安全意識がある。こうした基本を積み重ねられる業者さんは、取引先からも大切にされます。

材料費が上がっている今こそ、技術のある業者さんが安く消耗するべきではありません。必要な費用を正しく伝え、品質を守り、利益を残せる環境で働くべきです。

エアコン工事は、暮らしに直結する大切な仕事です。夏の暑さを乗り切るためにも、冬の暖房を快適に使うためにも、正しい施工が必要です。その仕事を支えている業者さんが利益を残せなければ、業界全体の品質も守れません。

材料費高騰は厳しい問題です。しかし、仕事の受け方、材料管理、追加説明、取引先選びを見直すことで、利益を残すことはできます。今までと同じやり方を続けるのではなく、これからの時代に合った働き方に切り替えられる業者さんが、これからも選ばれていきます。


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