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量販店案件で失敗しないための注意点

2025.11.18お知らせ

家電量販店のエアコン工事案件は、年間を通して仕事量が安定し、独立したばかりの職人にとって心強い存在です。実際、量販店ルートを軸にして、安定した月収を得ながら技術を磨いていく職人は多くいらっしゃいます。しかし、その一方で「量販店案件は大変だ」と口にする人もいます。その違いは、技術力だけではなく、量販店案件ならではの“失敗しやすいポイント”を理解しているかどうかにあります。今回は、長く続いている職人ほど意識している「量販店案件で失敗しないための注意点」を丁寧にお伝えしていきます。

現場に入る前の確認がすべてを左右する

量販店案件では、一日の中で複数件の工事に回ることが一般的です。そのため、一か所での作業が長引けば、後の現場すべてに影響が出てしまいます。失敗を避けるためには、現場に入る前の段取りが非常に重要です。前日のうちに当日のスケジュールを確認し、移動距離や駐車スペース、周辺道路の混雑状況などを把握しておくことで、無理のない流れを作ることができます。特に、隠ぺい配管が疑われる物件や、追加工事の可能性が高いエリアでは、時間に余裕を持たせたスケジュールを組むことが大切です。この一手間を省いてしまうと、後から慌てる場面が増え、結果的に失敗につながりやすくなります。

お客様とのコミュニケーションがトラブルを減らす

量販店案件でありがちな失敗の多くは、実は技術面よりも“コミュニケーション不足”によって起こります。工事内容の認識違いや、追加工事の必要性が正しく伝わっていないことから起きるトラブルが目立ちます。そのため、工事前にはお客様へ丁寧に説明を行い、ご理解を得ながら作業を進める姿勢が不可欠です。エアコンの取り付け位置、追加料金が発生しそうな条件、室外機の設置場所、配管のルートなど、少しでも不明点がある場合はその場で確認を行うことで、後からのトラブルを防ぐことができます。

特に、追加工事が必要になるケースでは、「お客様のために安全に施工するための説明」を徹底することが大切です。無理に工事を勧めるのではなく、どうして必要なのか、どのようなリスクがあるのかを丁寧に伝えることで、納得感のある工事につながり、お客様の満足度を高めることができます。

小さな確認を怠らないことで大きな失敗を防ぐ

量販店案件で起こりやすい失敗の一つに、「基本的な確認不足」があります。たとえば、ドレン勾配を十分に取れなかったことによる水漏れや、真空引きが不完全だった場合のガス漏れ、コンセント容量の確認不足による不具合など、どれも少しの確認不足が原因で発生します。繁忙期の疲れや焦りから、誰にでも起こり得るミスですが、これらは再工事につながる大きなリスクです。

再工事はお客様にも迷惑がかかり、職人自身の評価にも影響が出るため、現場では一つひとつの工程を丁寧に進める意識が欠かせません。水平器の確認、防水処理のチェック、配管の状態確認、真空引きの時間と数値の確認など、基本的な作業こそ慎重に行うことが大切です。これらを丁寧に積み重ねることで、クレームやトラブルを大幅に減らすことができます。

写真撮影や報連相の徹底が信頼につながる

家電量販店案件では、工事写真の提出や報告の手順がはっきりと決められています。これらは「面倒だ」と感じる人も多いのですが、実は量販店案件をスムーズに回すために非常に重要な部分です。写真が丁寧に撮られているだけで元請けの確認が早くなり、トラブルの発生も防げます。また、工事中に問題が発生した時には、すぐに元請けへ報連相を行うことで、対応の負担を減らすことができます。

特に、量販店案件はお客様との距離が近く、ちょっとしたトラブルでも不安を抱かれやすい特性があります。そのため、状況を元請けと共有しながら進められる職人は、結果として失敗を減らし、元請けからの信頼を得やすくなります。丁寧な報連相は、安定した仕事量にもつながる大切なスキルです。

時間に追われる繁忙期こそ丁寧な判断が求められる

量販店案件の繁忙期は、朝から晩まで休む間もないほど忙しくなります。この時期に最も多くの失敗が起きるのは、時間への焦りから判断が雑になるためです。しかし、繁忙期こそ丁寧な判断と落ち着いた行動が求められます。無理に予定を詰め込みすぎると、どこかで無理が生じてしまうため、自分で回し切れる件数の上限をしっかり把握することも大切です。

また、繁忙期は体力的な負担も大きいため、体調管理や休憩の取り方も非常に重要です。無理なスケジュールを組んでしまい、途中で動けなくなるような事態になれば、それこそ失敗につながってしまいます。量販店案件は体力勝負の側面も大きいため、日頃からの健康管理と準備は欠かせません。

信頼できる元請けと組むことが最大の防御策になる

量販店案件で失敗をしないためには、元請け選びも大きな鍵になります。元請けがしっかりしていれば、トラブル時のサポートや追加工事の説明もスムーズになり、職人の負担は大幅に軽減されます。反対に、サポートが弱い会社と組んでしまうと、現場でのストレスやリスクが増え、結果的に失敗につながりやすくなります。

丁寧な現場管理、迅速な連絡対応、安定した案件量、支払いの早さなど、職人の働きやすさを理解してくれる会社と組むことで、より安全に現場を進めることができます。量販店案件は案件数が多く、元請け次第で働き方が大きく変わるため、長く続けるほど元請けの重要性を実感するはずです。

まとめ

量販店案件で失敗しないためには、基本的な確認やコミュニケーションを丁寧に行うことが何より大切です。段取り、説明、報連相、確認作業、元請けとの連携。このすべてが揃うことで、安定した工事と信頼が生まれます。丁寧な姿勢で現場に向き合えば、自然と失敗は減り、元請けからもお客様からも信頼される職人へ近づくことができます。


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