資格「第二種電気工事士」がエアコン工事で関わる場面
2025.10.24お知らせ
第二種電気工事士の資格は、エアコン工事において非常に重要な役割を果たしています。実際、現場で発生するトラブルや施工内容の多くは「電気工事士の知識があるかどうか」で結果が大きく変わるほどです。ここでは、資格保有者がエアコン工事でどのような作業を行い、どんなことが起きるのかを詳しく解説します。
エアコン工事の現場では、単に室内機と室外機を設置するだけでなく、電源の確保やコンセントの増設など、電気に関わる作業が欠かせません。特に200V仕様の機種を取り付ける場合、専用回路を設けなければなりませんが、この配線作業は第二種電気工事士の資格が必要です。資格がないまま行うと、法律違反となるだけでなく、感電や火災といった事故の原因にもなります。つまり、安全で正確な施工を行うためには、資格者が現場に関わることが必須なのです。
実際の作業内容としては、分電盤からの配線引き出し、専用回路の新設、エアコン専用コンセントの取付け、アース線の設置などがあります。これらの工程は一見単純そうに見えても、電流容量や配線の太さ、絶縁抵抗値などを正確に判断する必要があります。たとえば、既存の100V回路を流用して200Vエアコンを設置してしまうと、ブレーカーが頻繁に落ちたり、最悪の場合は機器の故障や火災につながる可能性があります。こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、電気の専門知識と資格が活きてくるのです。
また、現場では電源回路以外にも注意すべき点があります。エアコンの配線を壁内に通す際、造営材を貫通する部分には防護管やスリーブを入れる必要があります。これを怠ると、木材の熱膨張や収縮により電線が擦れて被覆が破損し、後に漏電するリスクが生じます。こうした細かい部分も、電気工事士が現場を監修することで安全性が高まります。資格者がいることで、見えない部分の施工品質が格段に上がるのです。
一方で、現場でよく起こる問題として「資格の範囲を超えた作業」が挙げられます。例えば、電気工事業の登録をしていない業者が専用回路の新設を請け負うケースです。第二種電気工事士の資格があっても、事業として電気工事を行う場合は「電気工事業登録」が必要になります。この登録を行っていないと、法的には工事を受注することができず、発注元からの信頼も失います。協力業者として活動する際には、資格だけでなく、法令面の整備も重要です。
次に、エアコン工事で起きやすいトラブルの実例を挙げましょう。まず多いのが「電圧不足による動作不良」です。200V仕様のエアコンを設置したのに、分電盤側が100Vのままになっているというケースです。設置直後は動作していても、長期的には機器の寿命を縮める原因になります。また、「アース線未接続」も多く見られます。アースがないと、雷や漏電時に感電するリスクが高まり、特に金属フレームの室外機では重大事故につながる恐れがあります。これらはすべて、資格を持たない人が施工した場合に発生しやすいトラブルです。
さらに、ブレーカーの容量設定ミスもよくある問題です。一般的なエアコンであれば15A〜20Aの専用回路を用意しますが、消費電力が大きい機種を複数台同一回路で動かすと、電流が集中してブレーカーが頻繁に落ちます。このような事態は、電気負荷計算の知識がないと判断できません。電気工事士であれば、適切な電線径やブレーカー容量を選定し、安全かつ安定した動作を保証できます。
現場で起きるトラブルの多くは、「資格者の関与がないこと」が原因です。しかし逆に言えば、第二種電気工事士が現場に関わることで、工事品質は飛躍的に向上します。特に量販店の案件や新築住宅での設置では、配線経路や安全基準の確認が厳しく求められるため、資格者が施工に入っているだけで発注元からの信頼度が高まります。
そしてもう一つ重要なのが、「報告・確認・記録」の徹底です。電気工事士はただ作業するだけでなく、工事後の絶縁抵抗測定、漏電遮断器の動作確認、電圧測定などを実施し、結果を記録します。この一連の流れができている業者は、どんな現場でも「安心して任せられる業者」として高く評価されます。こうした細やかな対応が次の仕事につながり、長期的な信頼関係を築く鍵になります。
最後に、協力業者としての強みを最大限に発揮するためには、第二種電気工事士の資格を単なる“肩書き”ではなく、“仕事を広げる武器”として活かすことが大切です。資格を持っていれば、専用回路の増設工事や200V化対応など、他業者では対応できない案件にも手を広げられます。繁忙期だけでなく閑散期にも仕事を確保しやすくなり、結果的に年間を通して安定した収入を得ることができます。
電気工事士の資格は、エアコン工事業界で“信頼と収入を両立させるための切り札”です。現場での安全意識、法令遵守、そして技術へのこだわりを持って仕事を続けることで、自然とお客様や元請けからの信頼が積み上がります。もしあなたが今、「資格を取ったけど、どう活かせばいいかわからない」と感じているなら、エアコン工事の世界こそその力を発揮できる場所です。資格を最大限に活かし、確実に稼げる職人として次のステージへ進んでいきましょう。
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