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エアコン工事繁忙期に気を付けたい!事故が起こりやすい時期だからこそ意識すべき安全対策とは

2025.04.18お知らせ

エアコン業界において、夏前からお盆過ぎにかけての数ヶ月間は、一年で最も忙しい繁忙期といえる時期です。特に6月〜8月にかけては、梅雨入りや猛暑日の影響でエアコンの需要が一気に高まり、設置・入替・修理などの依頼が殺到します。この時期は1日で何件も工事をこなすことが求められ、施工スピードと段取り力が大きく問われます。

しかし、この「忙しさ」が、重大な事故やトラブルのリスクを高めてしまうのも事実です。現場に慣れたベテランの職人さんでさえ、疲労や焦りから判断ミスをしてしまうことがあります。この記事では、エアコン工事の繁忙期に起こりやすい事故やトラブルの具体例と、それらを未然に防ぐための意識づけや取り組みについて、詳しくご紹介します。

忙しいからこそ起きる「確認不足」が命取りに

繁忙期の現場では、1日に3件〜5件、時にはそれ以上の現場を回ることもあります。どうしても時間に追われるため、「普段なら確認していること」を飛ばしてしまうことがあります。これが事故やクレームの大きな原因になります。

例えば、真空引きをせずに冷媒配管の接続を済ませてしまい、数日後に冷房が効かないとお客様から連絡が入ることがあります。また、ドレンホースの勾配確認を怠った結果、設置直後から水漏れが発生し、室内の壁紙や床材にダメージを与えてしまったというケースもあります。

忙しい時期ほど、「基本的な確認」を一つひとつ丁寧に行うことが何よりも大切です。ルーティン作業の中にも「ミスの芽」は潜んでいます。施工後は自分の目で再確認し、可能であれば現場写真を残しておくと、後のトラブル防止にも繋がります。

熱中症と高所作業による転倒・転落事故が増加

夏場のエアコン工事では、室外機をベランダや屋根の上などに設置することが多くなります。高温多湿の環境下で長時間作業をしていると、体温の上昇や脱水症状によって判断力が低下し、ふらつきや転倒といった事故に繋がりやすくなります。

実際、2連梯子(スライダー)を使用した作業中に、足場の不安定さや疲労の蓄積が重なり、転落して骨折する事故は毎年のように報告されています。特に午後の時間帯は熱中症リスクが高まるため、作業効率を重視するあまり無理をしてしまうと、大きな事故に発展しかねません。

こうした事故を防ぐためには、こまめな水分補給と、少しでも異変を感じたら無理をせず休むことが必要です。また、安全帯の着用や、スライダーの設置角度・足場の確認を徹底することも命を守る重要なポイントです。

焦りから生まれる工具や部材の置き忘れ

繁忙期には、時間との戦いの中で次々と現場をこなすことが求められます。その中で非常に多いのが、工具や部材の積み忘れ・置き忘れといったヒューマンエラーです。

例えば、トルクレンチを現場に忘れてきてしまい、翌日別の現場で使用できなかったり、冷媒管やドレンホースの在庫を積み忘れて現場で作業が中断してしまう、といったトラブルが発生します。こうなると、時間的なロスだけでなく、段取りにも大きな影響を与えてしまい、最終的には工事全体のスケジュールに狂いが出てしまいます。

この対策として、工具や部材の「持ち出し・持ち帰りチェックリスト」を作ることが非常に有効です。チェック表に目を通す習慣を付けるだけで、こうしたうっかりミスは大幅に減らすことができます。慣れている人ほど「忘れがち」になる傾向があるため、ベテランの職人さんこそ意識する必要があります。

お客様対応の手抜きが信頼を損なう

工事の仕上がりがいくら丁寧でも、お客様への説明や対応が雑であれば、その印象は大きく損なわれてしまいます。特に繁忙期は時間に追われることが多く、説明を省略してしまったり、質問に対して「とりあえず動きますので」と流してしまうと、後からクレームや問い合わせが殺到する原因になります。

お客様にとってエアコンは高価な買い物ですし、「正しく使えるか」「壊れていないか」「設置に問題はないか」といった不安は常に抱えているものです。だからこそ、忙しい時期でも「何かあればすぐご連絡くださいね」「本体の使い方について不明点があれば遠慮なくどうぞ」といった一言を添えるだけで、お客様の安心感は格段に変わってきます。

信頼される業者というのは、こうした「ちょっとした気遣い」ができるかどうかにかかっています。

協力業者として繁忙期を乗り越えるために必要なこと

これから協力業者としてこの業界に飛び込もうと考えている方にとって、繁忙期はまさに「腕の見せどころ」です。スピードや体力はもちろん求められますが、それ以上に大切なのは、「安全管理」「段取り力」「お客様との接し方」だと思います。

工事件数が増え、現場の数が倍以上に膨れ上がる中で、いかに事故なく、クレームなく、効率よく対応していくかが、この仕事を長く続けていくためのポイントになります。そして、しっかりと現場をこなせる人は、安定した仕事量を得ることができるのも、この業界の魅力の一つです。

忙しい時期を乗り越えた職人さんには、企業側も信頼と報酬で応える仕組みができています。だからこそ、「繁忙期をどう過ごすか」は、協力業者としての未来を左右する大きな分岐点になるのです。

まとめ|繁忙期だからこそ「安全」「確認」「気配り」が大切

エアコン工事の繁忙期は、1日に何件もの現場をこなすため、どうしても事故やミスが起こりやすくなります。しかし、それを「仕方ない」と流してしまえば、信頼を失い、長期的に見て大きな損失になります。

逆に、この時期を「事故ゼロ」「クレームゼロ」で乗り切ることができれば、企業からもお客様からも高い評価を得ることができます。そして、次の仕事に繋がるチャンスも広がっていきます。

協力業者として今後も安定した稼働を続けるためにも、日々の確認作業と安全意識、そしてお客様へのちょっとした気遣いを忘れずに。この繁忙期を乗り越えた先には、きっと新しいチャンスと信頼が待っています。


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