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エアコンは使わないと壊れる?長期間放置による影響とその対策

2025.03.04お知らせ

エアコンは、夏場や冬場のピーク時には毎日フル稼働するものの、春や秋などの中間期にはまったく使わないという家庭も多いでしょう。また、別荘や空き家のように、長期間使用しない環境にあるエアコンも少なくありません。しかし、「使っていないのに壊れる」ということがあるのをご存知でしょうか?

実はエアコンは、一定の間隔で使用しないと故障のリスクが高まる家電の一つです。内部の湿気、冷媒の減少、部品の劣化など、使わないことで発生する問題がいくつもあります。今回は、エアコンを長期間使わなかった場合に起こるトラブルとその予防策について、詳しく解説していきます。

エアコンを長期間使わないことで起こる主なトラブル

内部の湿気によるカビや異臭の発生

エアコン内部は、冷房運転時に発生する結露によって湿気が溜まりやすい環境になっています。そのため、冷房を使った後に適切なケアをせずに放置すると、湿気がこもってカビが繁殖しやすくなります。特に、しばらく使っていないエアコンを久しぶりに運転したときに、**「カビ臭い」「嫌なニオイがする」**と感じることがあるのは、このカビが原因です。

対策

  • 冷房を使った後は、「内部クリーン」 機能(乾燥運転)を活用する。
  • 送風運転を30分~1時間行い、内部を乾燥させる。
  • 最低でも月に1回は送風運転をすることで、湿気がこもるのを防ぐ。

冷媒(フロンガス)の漏れや減少

エアコンの冷媒(フロンガス)は、通常、密閉された配管内を循環するものですが、長期間まったく運転しないと、接続部のわずかな隙間からガスが漏れやすくなります。特に、10年以上使っているエアコンでは、経年劣化によって接続部のシールが弱くなり、少しずつガスが抜けてしまうことがあります。

エアコンは冷媒がないと正常に冷暖房運転ができません。「久しぶりにエアコンをつけたら冷えない/暖まらない」 という場合、冷媒ガスの減少が原因かもしれません。

対策

  • 冷房・暖房をシーズンオフでも試運転する。
  • 冷えない、暖まらない場合は、早めに点検を依頼する。
  • ガス漏れが疑われる場合は、業者に点検してもらい、必要なら補充してもらう。

コンプレッサーのオイル固着による故障

エアコンのコンプレッサー(圧縮機)には、潤滑オイルが含まれており、このオイルが冷媒と一緒に循環することでスムーズな動作を保っています。しかし、エアコンを長期間使わずに放置すると、このオイルが一箇所に溜まって固着してしまうことがあります。

特に、数年間まったく運転していなかったエアコンは、コンプレッサーがスムーズに動かず、最悪の場合、「コンプレッサーが焼き付く」 という事態が発生し、高額な修理が必要になります。

対策

  • 3~4ヶ月に1回は冷房または暖房を運転し、オイルの循環を促す。
  • 特に、数年以上使っていないエアコンは、いきなり冷房・暖房の最大出力で使うのではなく、最初は送風運転や弱運転から始める。

室外機の動作不良

エアコンの室外機は屋外に設置されているため、長期間放置していると、ホコリや枯れ葉が内部に入り込んだり、最悪の場合、小動物が巣を作ってしまうこともあります。さらに、室外機内部のファンがサビてしまい、動作不良を起こすこともあります。

また、台風や大雨の後に長期間使わないと、室外機内部に水が溜まってしまい、腐食が進むケースもあります。

対策

  • 室外機の周囲に落ち葉やゴミが溜まらないように定期的に掃除する。
  • シーズンオフでも試運転をして、室外機が正常に動作するか確認する。

久しぶりにエアコンを使うときのチェックポイント

もし、長期間エアコンを使わなかった場合、いきなりフル稼働させるのではなく、以下の手順で慎重に試運転を行いましょう。

  1. フィルターを掃除する
    • ほこりが溜まっていると風量が落ち、冷暖房の効率が低下する。
  2. 送風運転を1時間行う
    • 内部に溜まった湿気を飛ばし、カビ臭を抑える。
  3. 冷暖房の動作確認をする
    • しばらく使っていなかった場合は、冷房と暖房の両方を試してみる。
    • 冷えない、暖まらない場合は、冷媒ガスの漏れがないか確認。
  4. 室外機が正常に動いているかチェック
    • ファンがスムーズに回転しているか、異音がしないか確認。
  5. 異常があれば早めに業者に点検を依頼する
    • 冷えない/暖まらない
    • 異音がする
    • 室外機が動かない などの症状がある場合は、すぐに業者に点検を依頼するのがベスト。

まとめ:エアコンは適度に使うことで長持ちさせる

エアコンは使いすぎても故障のリスクがありますが、逆にまったく使わないことも故障を招く原因になります。特に、「カビの発生」「冷媒ガスの減少」「コンプレッサーのオイル固着」「室外機のトラブル」 などは、長期間放置することで発生しやすくなります。

最適なエアコンの管理方法は、「最低でも3ヶ月に1回は試運転をする」 ことです。これにより、内部の湿気を飛ばし、冷媒やオイルの循環を維持し、異常があれば早めに対処できます。

もし長期間使っていなかったエアコンを再稼働する際は、フィルター掃除・送風運転・試運転の3ステップを実践することで、故障のリスクを大幅に減らせます。定期的なメンテナンスを行い、快適な空調環境を維持しましょう!


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