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エアコン工事で見落とされがちなポイントとは?施工の質を高めるためのチェックリスト

2025.05.27お知らせ

こんにちは。今回は、エアコン工事の現場でよくある「見落とされがちなポイント」について、実際の施工経験を踏まえながらお話ししていきたいと思います。

エアコンの取付工事というのは、現場の状況に応じて柔軟な対応力が求められる仕事です。ですがその一方で、慣れてくると「いつも通りのやり方」で進めてしまい、細かい部分に注意が向かなくなってしまうこともあります。ほんのわずかな確認不足や判断ミスが、後の水漏れや振動音といったトラブルに繋がることもあるため、「大きな問題にならないようにする」ためにも、工事後のチェックはとても大切です。

今回は、特に施工経験者でもうっかり見落としやすい工事ポイントを中心にご紹介いたします。これから繁忙期を迎えるこのタイミングだからこそ、改めて原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか。

ドレンホースの勾配は本当に取れていますか?

まず最初に見直したいのが、ドレンホースの勾配です。ドレンホースは、冷房時に発生する結露水を外に排出するための重要な役割を持っていますが、現場によっては勾配を取りづらいケースもあります。その際に「まぁこの程度なら流れるだろう」と軽く済ませてしまうと、排水不良や水漏れの原因になります。

特に梅雨から夏場にかけては冷房運転が長くなるため、水の排出量も増加し、少しの逆勾配でも大きな問題に発展することがあります。施工後には実際に水を流してみる、ホースを軽く持ち上げてスムーズに流れているか確認するなど、必ずひと手間をかけて最終チェックすることをおすすめいたします。

冷媒配管の断熱処理は適切ですか?

次に確認したいのが、冷媒配管の断熱処理です。特にフレア接続部周辺は、施工後にはスリムダクトで見えなくなることが多いため、つい巻きが甘くなってしまうことがあります。しかし、断熱が不十分だと結露が発生し、室内側の壁紙が濡れたり、最悪の場合にはクロス剥がれやシミの原因になります。

最近の住宅は高気密・高断熱化が進んでおり、室内外の温度差が大きいため、断熱材の施工にはこれまで以上に丁寧さが求められます。テープの巻き方、密着具合、断熱材の切れ目など、見えないところほどしっかりと仕上げることが、お客様からの信頼につながるポイントです。

壁のスリーブ位置、ズレていませんか?

スリーブの位置が適切でないと、配管に無理が生じ、結果として冷媒配管に余計な負担がかかってしまいます。配管の曲がりが不自然だったり、スリムダクトが歪んでしまったりと、外観にも大きく影響を及ぼします。

とくに多いのが、テンプレートを使わずに感覚で穴を開けてしまうケースです。施工スピードを重視するあまり、位置決めが甘くなると、結果的に再施工や手直しが発生し、時間も労力も二重にかかることになります。面倒に思えるかもしれませんが、最初にしっかり位置を確認することで、結果的には作業効率も仕上がりの質も格段に上がります。

アース線、しっかり取れていますか?

特に100V仕様のエアコンでは、アース線がないまま施工を終えてしまうケースが時々見受けられます。ですが、アース線は感電防止や電気的なノイズ対策として非常に重要な役割を果たしています。

アース端子が設けられていない場合には、アース棒を打つなどの方法も検討し、安全対策を講じることが必要です。小さな作業かもしれませんが、お客様の安全や信頼のためにも丁寧な対応が求められます。

室外機の振動音、軽視していませんか?

集合住宅のベランダなどでの設置では、室外機の振動音が階下に響くことがあります。とくに夜間運転時に音が気になるというクレームは意外と多く、設置時のちょっとした工夫でトラブルを回避できます。

例えば、防振ゴムを活用したり、防振架台を使用したりするだけでも、音の伝わり方は格段に変わります。「音が静かだった」と感じていただけるだけで、施工の評価が上がることも珍しくありません。

コンセントの位置と向き、違和感ありませんか?

最後に意識したいのが、電源コンセントの位置や向きです。施工時は動作確認が優先されがちですが、見た目にもこだわることが、丁寧な工事の証になります。

コードの取り回しが不自然だったり、コンセントが室内機にかぶってしまっていたりすると、お客様の目には「雑な仕事」に映ってしまう可能性もあります。美観や使い勝手も意識しながら、配線計画を立てることが信頼される工事業者の条件の一つです。

まとめ:見えない部分にこそ、プロの真価が宿る

エアコン工事は、「動けばいい」「冷えれば問題ない」という時代はすでに終わっています。お客様の期待も年々高まっており、見た目の美しさ、音の静かさ、丁寧な作業がすべてトータルで評価される時代になっています。

現場での一つひとつの作業に、少しの確認と気配りを加えるだけで、全体の完成度は大きく変わります。
そしてその“あと一歩の差”が、次の仕事に繋がる大きなチャンスになります。

今後の施工にぜひ活かしていただければ幸いです。


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